糖質制限ダイエットについての考え方

糖質制限ダイエットは即効性のあるダイエット方法として注目されていますが、実は大きな落とし穴があるんです。結論から言うと、糖質制限ダイエットはリバウンドします!また、一生続けることは難しく、健康にも悪影響を及ぼします。
 
以下の理由により、デイナイジムでは糖質制限ダイエットを推奨しません。
 

糖質制限ダイエットのデメリット

① バランスの良い食事に戻すと大きくリバウンドする
② 太りやすい体質に変わる
③ 疲れやすい体になる
④ 便秘になる可能性
⑤ 口臭・体臭がきつくなる
⑥ 心臓病などのリスクが増加
 

①バランスの良い食事に戻すと大きくリバウンドする

 糖質制限ダイエットは、その名のとおり、米や麺類、パン、根菜類や果物など、糖質を多く含む食品を制限することによってダイエット効果を得ます。しかし、糖質制限ダイエット中は体がちょっとした飢餓状態になっているため、バランスの良い食事を取る生活に戻ると体が栄養を蓄えようと、脂肪として溜め込むようになってしまいます。また、糖質は体内の水分を保持することにも役立っており、糖質制限ダイエットでは体内の水分量が減ることによっても体重が減ります。脱水症状にならないよう気を付けなければなりません。 

②太りやすい体質に変わる

 体は糖質をエネルギーにして動きます。糖質制限によるエネルギー不足が生じると、それを補充しようと筋肉を分解してエネルギーに変換するため、結果的に筋肉の量が減少します。こうなると基礎代謝が低下し、太りやすい体質に変わってしまいます。

③疲れやすい体になる

 糖質制限中に生じる体調の変化に、頭痛や眠気、倦怠感、思考力の低下などがあります。糖質は、生命の維持に欠くことのできない大切な栄養素で、脳のエネルギー源となるものです。糖質制限ダイエットによって体内の糖質量が低下すると、脳の機能が落ち、低血糖特有の症状が出てきます。

④便秘になる可能性

 糖質制限ダイエットでは、糖質だけではなく食物繊維が多く含まれる食品もNGとなってしまいます。つまり、糖質制限中は意識的に食物繊維を摂取しないと、便秘になってしまう可能性があります。

⑤口臭・体臭がきつくなる

 糖質制限ダイエット中には、エネルギーとして糖質を使用できなくなり、体内でケトン体という物酸性質を生み出すことによってエネルギーを補填します。体内のケトン体が増えると、ケトン体特有の甘酸っぱい口臭・体臭になってしまいます。また、糖質は体内の水分を保持する役割もあり、糖質制限によって体内の水分量が減ることでドライマウスになると、口腔内の雑菌が増えて台所の排水口のような口臭の原因になってしまう可能性もあります。

⑥心臓病などのリスクが増加

 糖質制限ダイエットをうたう施設は、その健康被害については口を閉ざしています。糖質制限ダイエットの健康被害として、心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化などの心血管疾患が増加することが問題視されています。また、脳のエネルギー源となる糖質を制限することによる脳への影響(認知機能の低下やうつ病のリスク増加)も懸念されています。

これらのデメリットを考慮すると、
「2か月後に結婚式を控えていてきれいなウエディングドレスを着たい!」などのよほどの理由がない限り、糖質制限ダイエットは推奨できません。